台風第9号ジョンダリ、沖縄南方で発生し北上 朝鮮半島接近で強風雨をもたらし温帯低気圧化へ至った2024年8月の経過
2024年8月、台風第9号ジョンダリは北西太平洋の沖縄南方海域で発生し、東シナ海を北上した。
同台風は8月18日に発生後、12時間後に熱帯風暴へ発達し、8月19日に最大勢力へ達した。
その後、ジョンダリは朝鮮半島西側海域へ接近し、韓国南部を中心に強風や大雨をもたらした。
8月22日までに日本海で温帯低気圧化し、北東方向へ進んだ後、8月22日18時(協定世界時)までに消滅した。
発生から北上へ:沖縄南方で発生、東シナ海を経て朝鮮半島へ接近
台風ジョンダリは2024年8月18日00時(協定世界時)、北緯24.0度、東経126.2度付近の北西太平洋で熱帯低気圧として発生した。発生海域は沖縄県の南方に位置し、海面水温が高く、積乱雲が発達しやすい環境下にあった。当時のジョンダリは中心気圧1004 hPa、最大風速は毎秒14.4メートルの状態で、北西方向へ進みながら勢力を強めた。
8月18日12時(協定世界時)には熱帯風暴へ発達し、中心気圧は998 hPaとなった。台風はその後も北上を続け、8月19日06時(協定世界時)には北緯26.3度、東経126.0度付近で最盛期を迎えた。この時の最大風速は20.6 m/s(40ノット)、中心気圧は996 hPaで、2024年台風第9号として観測された最も強い状態だった。
ジョンダリは大型台風には発達せず、強風域の範囲も限定的だったが、東シナ海へ進む過程で周辺海域や沿岸地域に影響を及ぼした。日本では気象庁が台風の位置や勢力を継続的に監視し、沖縄周辺では強風、高波、局地的な大雨への警戒が行われた。
その後、ジョンダリは東シナ海を北上し、8月19日夜には北緯30度付近へ進んだ。8月20日06時(協定世界時)には北緯32.6度、東経125.5度付近に位置し、朝鮮半島方面へ接近する進路となった。台風周辺から流れ込む暖かく湿った空気により、朝鮮半島周辺では雨雲が発達した。
韓国接近時の強風雨:済州島西側海域通過、南岸で広がった大雨と防災対応
ジョンダリは朝鮮半島へ接近する段階で、韓国南部沿岸や済州島周辺海域に影響を与えた。台風中心は済州島西側海域を通過する進路を取り、韓国気象当局は強風や大雨への警戒を呼びかけた。
韓国では台風周辺の雨雲による降水が観測され、済州島や南岸地域では最大130ミリ級の雨となった。短時間の強い雨によって道路冠水や交通への影響が懸念され、自治体は河川や低地の状況確認を進めた。
朝鮮半島沿岸では風も強まり、海上交通では運航への注意が必要となった。夏季の東アジアでは、台風中心から離れた地域でも外側の雨雲や湿った空気によって大雨が発生する場合があり、韓国各地で気象観測が行われ、防災対応が進められた。
日本への直接上陸はなかったものの、沖縄地方では台風接近前から海上の荒れや突風への注意が続いた。東シナ海を通過したジョンダリは、日本列島南西部から朝鮮半島周辺へ進む経路をたどり、沿岸地域で気象観測と防災対応の対象となった。
温帯低気圧化:日本海で構造変え、22日未明に北東海域で消滅
ジョンダリは朝鮮半島周辺を通過した後、北東方向へ進みながら勢力を弱めた。8月21日00時(協定世界時)には熱帯低気圧へ変化し、最大風速は毎秒12.9メートルとなった。
その後、低気圧は日本海方面へ進み、朝鮮半島北部から日本海北部の海域へ移動した。中心付近の循環は次第に弱まり、中緯度の偏西風帯の影響下に入った。
8月22日00時(協定世界時)までにジョンダリは温帯低気圧へ移行し、日本海北部から北東方向へ進んだ。最終観測位置は8月22日12時(協定世界時)で北緯44.7度、東経138.3度付近となり、その後8月22日18時(協定世界時)までに同海域で消滅した。
ジョンダリの熱帯低気圧としての寿命は約2.5日間で、発生時の位置は北緯24.0度、東経126.2度付近だった。最盛期は8月19日06時(協定世界時)に最大風速20.6 m/s(40ノット)、中心気圧996 hPaを記録し、その後は朝鮮半島周辺で降雨と強風をもたらした後、日本海上で温帯低気圧へ変化した。


